【物件探し】
理想のリビングを追求できる家
Q : リノベーションを選んだきっかけは?
ご主人 以前からヴィンテージアイテムなど古いものが好きだったので、雑誌で中古マンションを買ってリノベーションするという方法を知った時、何かピンとくるものがありました。私たちにとって“中古”ということはマイナス要素ではなく、むしろ新築には無い味わいを感じたので、そんな中古マンションをさらに自分達好みに変えられるならリノベーションをしてみたいと思いました。
Q : 中古でリノベを選んだ理由は?
奥様 ある時会社の上司がリノベーションをしたと聞いたので、お部屋の写真を見せてもらったんです。そのお部屋には至る所にアートが飾られていたり、各スペースは様々なファブリックで区切られていたりと、まるでギャラリーのような1ROOMでした。そのお部屋のデザインがとても気に入り上司にリノベーション会社を紹介してもらいました。それが中古でリノベだったんです。さっそく個別無料相談会へ行くと中古でリノベのスタッフの方ががわざわざ会社の前で出迎えてくれて、それがとても印象的だったんです。もちろん相談会の内容も魅力的でしたが、そのホスピタリティの高さに感動したので中古でリノベで物件探しからお願いすることにしました。
Q :物件探しにおいてゆずれなかった条件は?
ご主人 1つめの条件は住み慣れた世田谷区にあり、2人の仕事場がある新宿・渋谷までアクセスが良いということ。そして2つめは一番長い時間を過ごすリビングが広くとれる物件だということでした。アドバイザーの方にもこの条件を伝えて物件を探してもらいました。
Q :物件購入の決め手は?
奥様 だいたい5件ほど実際に内見をしたのですが特に祖師ケ谷大蔵駅のそばにある物件と今住んでいる物件の2つで迷いました。というのも祖師ケ谷大蔵の物件はアクセス面が抜群で、今の物件はのどかな雰囲気がとても気に入ったからです。ただ祖師ケ谷大蔵の物件は壁式構だったのでリビングの壁を壊せないと伝えらたため断念しました。その一方で今の物件はラーメン構造と言って、梁と柱で構造を組んでいるものだったため、これならリビングを広くできるということで築44年、64.86平米の物件を購入することにしました。
オープンなWICでお気に入りの服に囲まれながらアイロン掛けを楽しむご主人。
WICにはオリジナルで制作したワンピースなどこだわりのアイテムが飾られている。
ご主人から自転車がとても好きだと聞いたので、駐輪場が各階内に設置されていたり、エレベーターで自転車を部屋まで運ぶ事を許可している物件をご提案しました。
【設計デザイン】
2人のだけのアパレルショップ
Q : 空間に取り入れたいデザインやイメージは?
奥様 2人ともアパレルで働いていたので、お気に入りの服やアイテムをお店のようにディスプレイして“魅せる” ことができるお部屋にしたいなと考えていました。また色々な素材感を楽しみたかったのでタイルや木、ステンレスなどを部屋全体に散りばめて欲しいと伝えました。
Q : 完成したのはどんなお部屋?
ご主人 無垢オークを市松張りにしたフローリングが印象的な1LDK+WICです。土間は自転車のメンテナンスができるように広めにとり、その先の廊下を進むと寝室、オープンなWIC、造作のキッチンが続いています。またLDK の天井にある梁は、ブラックで塗装してお部屋のアクセントにしてもらいました。
Q :お部屋のお気に入りポイントは?
ご主人
一番のお気に入りはオープンなWICですね。お気に入りの服を見てもらいたかったのであえて個室化して服を隠すのではなく、WIC上部の壁をなくし魅せるようなをつくりにしてもらいました。いつもここでアイロン掛けをするのですが、好きな服に囲まれているとより一層気合いが入るんですよね。
奥様
天井を走るブラックの梁がとてもお気に入りです。正直物件を買うとき、この低い梁がネックになっていました。でもデザイナーさんから「いっそのこと無くしたい梁を目立たせてみるのはいかがでしょう。」と提案してもらい、その通りにしてみたらとっても気に入ってしまったんです。このブラックの梁がアクセントになるし、空間にもメリハリが生まれるんですよね。最初は逆転の発想に少し驚きましたが本当にこれにして良かったと思っています。
グリーンは将棋盤の上に置いたり無垢材を敷いたりと置き方に一工夫。
子供部屋は壁や床をDIYでビビッドなイエローとブラウンに塗装した。
幅木や扉は極力なくしてお部屋はシンプルなスタイルに。その分お二人の好きな物をディスプレイして空間に味付けできるようなデザインにしました。
【入居後の暮らし】
いつも感じる小さな幸せ
Q : リノベーションをして良かったことは?
ご主人 家が完成してからは、妻も私も趣味にかける時間が以前よりも増えました。妻はグリーンのお手入れを楽しんでいるし、私は自転車が好きなので部品を買っては愛車を自分でカスタムしています。カスタムするときに使う工具をかけるために、自分で工具掛けをDIYしてしまいました。休みになると妻と一緒に遠くまでサイクリングに行くのが最近の楽しみですね。
Q : 幸せを感じるのはどんな時?
奥様 リビングで水やりをしていたら、いつも土間のほうから「ふんふ~ん♪」って鼻歌が聞こえてくるんですよ。自分の愛車のメンテナンスに集中しすぎて本人は気づいてないんですけどね(笑)。でもそんな時に、自分達の好きなことをしながらでもお互いの気配が感じられるって素敵だな、幸せだなって思うんです。
土間スペースではいつもご主人が愛車をメンテナンスしている。
腰壁に木を貼った造作キッチンとダイニングでおしゃべりを楽しむお二人。
お二人こだわりのアイテムを散りばめたこのお部屋では様々な素材、スペース、そしてライフスタイルが絶妙にフュ-ジョンしていました。